
Outlook (classic)とは
Outlook (classic)とはMicrosoft 365やOfficeに含まれるソフトウェアで、主に企業や教育機関で広く利用され、電子メールクライアント機能の他、予定表・連絡先管理・仕事管理・メモ・To Do リストなどの機能が揃った個人情報の管理ソフトウェアです。
Microsoft Outlook(マイクロソフト・アウトルック)という名称ですが、Microsoftは「新しいOutlook (Outlook for Windows)」への移行を進める為に、アプリの表示名を新しいOutlookを『Outlook(New)』、従来のOutlookを『Outlook(classic)』としています。
クラシック版Outlookでは、フォルダ構成やリボンメニューを用いた直感的な操作が可能で、ドラッグ&ドロップによるメール整理や、条件を設定した自動仕分けルールの作成も容易です。また、予定表とメールが連携しており、メールから直接予定を作成したり、会議の出席依頼を送ることもできます。リマインダー機能やカラー分類により、仕事やプロジェクトごとのスケジュールを効率的に可視化できます。
Outlook (classic)とOutlook(New)どちらを選ぶか
2025年秋現在、Outlook(New)は公式リリースという形を取っていますが未だ開発途中の部分も多く、Outlook (classic)に比べると従来使えていた機能が利用できません。特にOutlook (classic)で使用できるフィルタルールが部分的にしか利用できません。
Outlook (classic)のサポート
「Outlook (classic)」(以下「Classic Outlook」)のサポート終了時期について、Microsoft の公式発表によれば、Office版のClassic Outlookについては「少なくとも 2029年まで継続する」と発表されています。
但し、ライセンス形態や利用しているエディションによって異なりますので、マイクロソフトのリリース情報をチェックする事をお勧めします。
Outlook (classic)向けのマニュアル
当サポートサイトでは、主に当社レンタルサーバーや、サーバー保守(メールサーバー付)、サーバー初期設定(メールサーバー付)、サーバーリプレイスサービスご利用の方向けのサポートマニュアルを用意しています。特に、設定情報は利用しているサーバーによって異なりますので、メールクライアントソフトの設定は、ご利用中のサーバーのサポートサイトをご覧ください。
サーバーリプレイスとは
サーバーは、WindowsやMacと同じくOSの元(当社での専門はLinux)、様々なアプリケーションが稼働しています。そしてWindows同様に、そのOSバージョン毎にサポート期間が定めされているので、これを過ぎた場合は新たなサーバーを用意して、そのサーバーへ引っ越しを行います。また、時にはサポート期間前でも、より良い環境(より高機能なサーバーや、セキュリティが向上したサーバー)へリプレイスする場合もございます。この際に、ご利用中のメールサーバーも引越しを行う為、その関係で個々のメール利用者様でメールクライアントソフトのバックアップや、設定変更を行っていただく場合がございます。お手数でございますが、セキュリティ維持の為に、何卒ご協力お願い致します。
設定変更のみで済む・設定変更不要な場合と、全て設定し直しが必要な場合
この様なサーバーリプレイスの場合は、既存アカウントの設定変更のみで済む(バックアップ必要なし)場合や、お客様サイドで変更が必要が無い場合と、バックアップした上で既存アカウントを削除、新たに追加し、バックアップ復元が必要な場合がございます。
全て設定し直しが必要な場合
- メールサーバー名が変更になる
mail.お客様ドメイン → smap.お客様ドメイン など
- ログイン名が変更になる
info.お客様ドメイン → info@お客様ドメイン など
- 受信形式が変更になる
POP3受信 → IMAP受信 など
- 受信メールサーバーのポート番号が変更
POP3(995) → IMAP(993) に変更された場合は、受信形式が変わる為、
設定変更不要・設定変更のみで済む場合
設定不要
- 全ての設定情報が、リプレイス前と同じ
当社から「メールクライアントソフトの設定変更は不要」とお伝えします。
設定変更のみ
- パスワードが変更
リプレイスのタイミングでパスワードを変更する場合もございます。
- 送信サーバーのポート番号が変更
587 → 465 など
- 接続の保護設定、認証方法が変更
STARTTLS → SSL/TLS、通常のパスワード → 暗号化されたパスワード など
バックアップして全て設定し直しが必要な場合の手順
この場合は、予めお知らせした上で、移設準備をしていただき全員の設定変更が完了したら、DNSを変更してメールの転送先を新しいサーバーへ変更します。変更は、ドメイン単位の為、可能ならば週末の同日・同時間帯に一気に変更していたたく事が望ましいです。
また、Outlook (classic)は同じメールアカウントでも異なるプロファイルとして登録する事で新・旧両方のメールサーバーからの受信が可能です。つまり、DNS切替前は「従来サーバー用のアカウント」を使い、切替後は「従来サーバー用のアカウント」はバックアップを新サーバー用アカウントに移した上で削除、以降は「新サーバー用のアカウント」を利用してください。そうする事で、個々ユーザーがアカウント設定完了した後~DNS切替後に届くメールを取りこぼす事を防げます。
DNS切替前のメールの送信について
切替していない状態の時は、「従来サーバー用のアカウント」に対してメールが受信されます。対して送信は、どちらのアカウントからも送信は出来ます。但し、「新サーバー用のアカウント」から送信してしまうと、DMARCのチェックでスパム判定を受けて相手に迷惑メール扱いされたり、届かないという事象がございます。その為、DNS切替後までは「従来サーバー用のアカウント」を使って送信してください。
DNS切替直前のメール同期
基本的にDNS切替直前に、サーバーサイドで旧→新に対してメールの同期を行いますが、サーバーのタイプによっては同期できない場合がございます。その為、移行期間は従来・新両方のメール受信を確実に行ってください。
サーバーリプレイス時の移行手順
(切替前に~1週間程度の期間の間に、個々アカウントの移行準備をする場合)
各アカウント利用者の予定が揃わない場合は、DNS切替予定日の約1週間前~個々のメールアカウントと同じアカウントを別プロファイルとして設定し、移行後2~3日まで従来サーバと新規サーバを平行運用します。
- サーバー移行準備完了のお知らせとDNS切替日の決定
- サーバー側の準備が出来たら、代表担当者様にお知らせします。その際にDNS切替の候補日をいつにするか、お伺いします。DNS切替の候補日から、当社が対応可能な切替日時をお知らせします。
- 個々のメールアカウント利用者へ通知
- 手順3~4の内容を個々のメールアカウント利用者様に通知して、DNS切替までの設定変更をお願いしてください。また、当社から全ての全てのメールアカウント利用者様に切り替えのお知らせを通知します。
- 個人用フォルダーをバックアップ
- 全てのメールアカウントユーザーは、自アカウントのメール・連絡先・予定表などをバックアップしてください。これらの情報は、PSTファイルという一つのファイルに保管されています。
- 異なるプロファイルで新しいサーバー用のアカウント(同一アカウント)を設定
-
異なるプロファイルで新しいサーバー用のアカウント設定を行ってください。また、従来サーバー(POP)→新しいサーバー(IMAP)とする場合は、通常通りの登録方法で構いません。
※outlookのバージョンによって異なる場合がございます。
- DNSを切替
- DNS切替予定日時になったら、一旦「旧→新へのメールを同期(可能な場合)」してからDNS情報を更新します。情報更新から30分~3時間程度でメールの送信先は、新しいメールサーバーへと向かいます。
ある程度DNS情報の浸透を確認したら、当社用アカウントで動作チェックを行い、問題なければ代表担当者様にお知らせします。この時に登録アカウント全てに対して一斉に当社からのテストメールを送信します。
- まずは代表担当者様用のアカウントで動作確認
- 代表担当者様用のアカウントで動作確認を行ってください。(「新サーバー用のアカウント」に当社からのテストメール受信を確認、そのまま返信で「新サーバー用のアカウント」から送信」)
問題なければ個々のメールアカウント利用者様に手順7~8を指示してください。
- バックアップしたPSTファイルを復元
-
- 送受信の確認
- 全ての設定メールアカウントで新しいサーバー側に、当社から送付したテストメールが受信される事を確認します。また、そのメールへのそのまま新しいサーバー側のアカウントで返信して送信確認も行います。
この時受信できない、送信できない場合は、代表担当者様を通して当社までご連絡ください。
- 「従来サーバー用のアカウント」を削除
- 問題なければ、従来サーバー用アカウントを削除します。
- ■個々のメールアカウント所有者様の作業
- ■代表担当者様
- ■当社の作業
サーバーリプレイス時の移行手順
(切替日当日に全てのアカウントを設定変更する場合)
DNS切替予定日(当日深夜切替)の業務終了時間前に、全てのアカウントを設定する場合は、それまでのメールを全てバックアップしたら、従来サーバー用アカウント設定を削除して、新たに新サーバー用のアカウント設定→バックアップを復元をします。
- サーバー移行準備完了のお知らせとDNS切替日の決定
- サーバー側の準備が出来たら、代表担当者様にお知らせします。その際にDNS切替の候補日をいつにするか、お伺いします。DNS切替の候補日から、当社が対応可能な切替日時をお知らせします。
- 個々のメールアカウント利用者へ通知
- 手順3~5の内容を個々のメールアカウント利用者様に通知して、期限を設けて設定変更をお願いしてください。また、DNS切替日を当社へお知らせください。
※期限は、当社からの通知より2週間以内としてください。
- 個人用フォルダーをバックアップ
- 全てのメールアカウントユーザーは、自アカウントのメール・連絡先・予定表などをバックアップしてください。これらの情報は、PSTファイルという一つのファイルに保管されています。
- 「従来サーバー用のアカウント」を削除
- 新しいサーバー用のアカウント設定
- それ以外のお客様は
- バックアップしたPSTファイルを復元
-
この後送受信しても、新しいサーバー側を参照している為、新規メールは受信されません。送信は出来ますが、DMARCチェックで送信相手に正しく届かない可能性がございます。
- DNSを切替
- DNS切替予定日時になったら、一旦「旧→新へのメールを同期(可能な場合)」してからDNS情報を更新します。情報更新から30分~3時間程度でメールの送信先は、新しいメールサーバーへと向かいます。
ある程度DNS情報の浸透を確認したら、当社用アカウントで動作チェックを行い、問題なければ代表担当者様にお知らせします。この時に登録アカウント全てに対して一斉に当社からのテストメールを送信します。
- 送受信の確認
- 全ての設定メールアカウントで当社から送付したテストメールが受信される事を確認します。また、そのメールへのそのまま返信して送信確認も行います。
この時受信できない、送信できない場合は、代表担当者様を通して当社までご連絡ください。
- ■個々のメールアカウント所有者様の作業
- ■代表担当者様
- ■当社の作業
設定変更のみの場合の手順
- サーバー移行準備完了のお知らせとDNS切替日の決定
- サーバー側の準備が出来たら、代表担当者様にお知らせします。その際にDNS切替の候補日をいつにするか、お伺いします。DNS切替の候補日から、当社が対応可能な切替日時をお知らせします。
また、当社から全てのメールアカウントに対してDNS切替日と対応のご案内メールを送信します。
- DNSを切替
- DNS切替予定日時になったら、一旦「旧→新へのメールを同期(可能な場合)」してからDNS情報を更新します。情報更新から30分~3時間程度でメールの送信先は、新しいメールサーバーへと向かいます。
ある程度DNS情報の浸透を確認したら、当社用アカウントで動作チェックを行い、問題なければ代表担当者様にお知らせします。この時に登録アカウント全てに対して一斉に当社からのテストメールを送信します。
- 受信エラーが発生したら設定変更
- DNSが切替された数時間後にメールチェックすると、受信エラーとなります。手順1で送信したメールで「どの部分を設定変更する」という情報を予め送信してありますので、その部分の設定変更を行ってください。
- 送受信の確認
- 全ての設定メールアカウントで当社から送付したテストメールが受信される事を確認します。また、そのメールへのそのまま返信して送信確認も行います。
この時受信できない、送信できない場合は、代表担当者様を通して当社までご連絡ください。
設定変更が必要無い場合
- サーバー移行準備完了のお知らせとDNS切替日の決定
- サーバー側の準備が出来たら、代表担当者様にお知らせします。その際にDNS切替の候補日をいつにするか、お伺いします。DNS切替の候補日から、当社が対応可能な切替日時をお知らせします。
また、当社から全てのメールアカウントに対してDNS切替日と対応のご案内メールを送信します。
- DNSを切替
- DNS切替予定日時になったら、一旦「旧→新へのメールを同期(可能な場合)」してからDNS情報を更新します。情報更新から30分~3時間程度でメールの送信先は、新しいメールサーバーへと向かいます。
ある程度DNS情報の浸透を確認したら、当社用アカウントで動作チェックを行い、問題なければ代表担当者様にお知らせします。この時に登録アカウント全てに対して一斉に当社からのテストメールを送信します。
- 送受信の確認
- 全ての設定メールアカウントで当社から送付したテストメールが受信される事を確認します。また、そのメールへのそのまま返信して送信確認も行います。
この時受信できない、送信できない場合は、代表担当者様を通して当社までご連絡ください。
outlook
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メールソフトに新たに設定
outlook (classic)にメールアカウントを設定する (共用マネージド、サーバー保守・初期設定)
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook classic (2019・2021)にメールアドレスを設定してメールを送受信する為の手順です。 共用サーバーマネージトプラン、サーバー保守(メールサーバー付)、サーバー初期設定(メールサーバー付)ご利用の方用の設定です。 -
メールソフトに新たに設定
outlook (classic)にメールアカウントを設定する (共用サーバー通常)
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook classic (2019・2021)にメールアドレスを設定してメールを送受信する為の手順です。 共用サーバー通常プランご利用の方用の設定です。 -
メールソフトに新たに設定
outlook2016にメールアカウントをPOP受信で設定する (スタート画面から)
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook 2016にメールアドレスを設定してメールを送受信する為の手順です。Outlookを起動したら「Outlookへようこそ」の後に「アカウントの種類を選択」が表示されたら、こちらの手順で設定してください。尚、POP受信の手順となります。 -
メールソフトに新たに設定
outlook2016にメールアカウントをPOP受信で設定する(アカウント設定から)
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook 2016にメールアドレスを設定してメールを送受信する為の手順です。「Outlook2016へようこそ」の後に、電子メールアカウントの追加が表示される場合は、こちらの設定手順となります。またPOP受信の設定手順です。 -
既存のアカウント設定を変更
outlookで既に設定済のメール設定を変更する
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook(2016以降)で、追加済のメールアカウントの設定を変更したい場合の手順です。但し、パスワード変更など、プロファイルに影響しない程度の変更となります。 -
同じメールアドレスを追加
outlookで設定済の同じメールアドレスを登録する
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook(2016以降)で、サーバーリプレイスの為に同一アカウントを重複して設定したいのに、通常方法では設定できない場合の対処方法です。 -
アカウントの削除
outlook (classic)で設定済メールアカウントを削除する
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook(2016以降)で設定済のメールアドレスを削除する手順です。アカウントを削除すると、オフラインキャッシュの内容も削除されるので注意しましょう。 -
メールのバックアップ
outlookで古いサーバーのメールを一旦別フォルダへ避難して新しいサーバーの受信(送信)トレイに移動する
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook(2016以降)で受信済のメールアドレスを別のフォルダに移動してメールアドレスを削除しても受信した(送信した)メールまで削除される事を防ぐ方法です。通常のバックバップに加え特に重要なフォルダなどは、こちらの方法でバックアップするとより安心です。 -
バックアップしたPSTを復元
outlook(classic)でバックアップしたPSTファイルを復元
outlookのバックアップ機能「ファイルにエクスポート」で保存したPSTファイルを使って、設定し直したメールアカウントに復元に手順を説明します。 -
メールのバックアップ
outlook(classic)で対象アカウントのメール・連絡先・予定表などをバックアップする
Microsoft Officeに含まれるMicrosoft Outlook(2016以降)で設定済のメールアカンウトの全てのメールの他、連絡先・予定表・フォルダ構成などをバックアップする手順です。Outlookの個人用フォルダーのバックアップがあれば、万一のときにデータを元に戻すことができる他、サーバーリプレイスの時でも簡単に復元が出来ます。 -
メールのバックアップ
outlook (classic)で個別のメールを保存する
Microsoft Officeに含まれる個人情報管理ソフトMicrosoft Outlookで受信したメールを個別に保存する方法の手順です。