
Mozilla Thunderbirdとは
Mozilla Thunderbird(モジラ・サンダーバード)は、オープンソースで開発が進められ配布されている電子メールクライアントソフトです。
デスクトップのWindows、macOS、Linuxに対応している他、iPhoneやAndoroid用のアプリも無償配布されています。メールの送受信だけでなく、カレンダー、連絡先管理、ニュースフィード、チャットなどの機能を統合して利用でき、複数のメールアカウントを1つのアプリで管理できます。また、ユーザーの好みに合わせて柔軟に外観や設定を変更する事も可能で、標準メールクライアントソフトとして世界中のユーザーが利用しています。
Thunderbird向けのマニュアル
当サポートサイトでは、主に当社レンタルサーバーや、サーバー保守(メールサーバー付)、サーバー初期設定(メールサーバー付)、サーバーリプレイスサービスご利用の方向けのサポートマニュアルを用意しています。特に、設定情報は利用しているサーバーによって異なりますので、メールクライアントソフトの設定は、ご利用中のサーバーのサポートサイトをご覧ください。
サーバーリプレイスとは
サーバーは、WindowsやMacと同じくOSの元(当社での専門はLinux)、様々なアプリケーションが稼働しています。そしてWindows同様に、そのOSバージョン毎にサポート期間が定めされているので、これを過ぎた場合は新たなサーバーを用意して、そのサーバーへ引っ越しを行います。また、時にはサポート期間前でも、より良い環境(より高機能なサーバーや、セキュリティが向上したサーバー)へリプレイスする場合もございます。この際に、ご利用中のメールサーバーも引越しを行う為、その関係で個々のメール利用者様でメールクライアントソフトのバックアップや、設定変更を行っていただく場合がございます。お手数でございますが、セキュリティ維持の為に、何卒ご協力お願い致します。
設定変更のみで済む・設定変更不要な場合と、全て設定し直しが必要な場合
この様なサーバーリプレイスの場合は、既存アカウントの設定変更のみで済む(バックアップ必要なし)場合や、お客様サイドで変更が必要が無い場合と、バックアップした上で既存アカウントを削除、新たに追加し、バックアップ復元が必要な場合がございます。
全て設定し直しが必要な場合
- メールサーバー名が変更になる
mail.お客様ドメイン → smap.お客様ドメイン など
- ログイン名が変更になる
info.お客様ドメイン → info@お客様ドメイン など
- 受信形式が変更になる
POP3受信 → IMAP受信 など
- 受信メールサーバーのポート番号が変更
POP3(995) → IMAP(993) に変更された場合は、受信形式が変わる為、
設定変更不要・設定変更のみで済む場合
設定不要
- 全ての設定情報が、リプレイス前と同じ
当社から「メールクライアントソフトの設定変更は不要」とお伝えします。
設定変更のみ
- パスワードが変更
リプレイスのタイミングでパスワードを変更する場合もございます。
- 送信サーバーのポート番号が変更
587 → 465 など
- 接続の保護設定、認証方法が変更
STARTTLS → SSL/TLS、通常のパスワード → 暗号化されたパスワード など
バックアップして全て設定し直しが必要な場合の手順
この場合は、予めお知らせした上で、移設準備をしていただき全員の設定変更が完了したら、DNSを変更してメールの転送先を新しいサーバーへ変更します。変更は、ドメイン単位の為、可能ならば週末の同日・同時間帯に一気に変更していたたく事が望ましいです。
また、Thunderbirdは同じメールアカウントでも、従来サーバー用とは別に「新サーバー用のアカウント」の設定も可能です。つまり、DNS切替前は「従来サーバー用のアカウント」を使い、切替後は「従来サーバー用のアカウント」はバックアップを新サーバー用アカウントに移した上で削除、以降は「新サーバー用のアカウント」を利用してください。そうする事で、個々ユーザーがアカウント設定完了した後~DNS切替後に届くメールを取りこぼす事を防げます。
DNS切替前のメールの送信について
切替していない状態の時は、「従来サーバー用のアカウント」に対してメールが受信されます。対して送信は、どちらのアカウントからも送信は出来ます。但し、「新サーバー用のアカウント」から送信してしまうと、DMARCのチェックでスパム判定を受けて相手に迷惑メール扱いされたり、届かないという事象がございます。その為、DNS切替後までは「従来サーバー用のアカウント」を使って送信してください。
DNS切替直前のメール同期
基本的にDNS切替直前に、サーバーサイドで旧→新に対してメールの同期を行いますが、サーバーのタイプによっては同期できない場合がございます。その為、移行期間は従来・新両方のメール受信を確実に行ってください。
サーバーリプレイス時の移行手順
- 当社から通知
- サーバー側の準備が出来たら、代表担当者様にお知らせします。その際に期限をいつにするか、お伺いします。
- 個々のメールアカウント利用者へ通知
- 手順3の内容を個々のメールアカウント利用者様に通知して、期限を設けて設定変更をお願いしてください。また、設定した期限を当社へお知らせください。
※期限は、当社からの通知より2週間以内としてください。
- 新規でアカウント設定
-
それ以外のお客様は
DNS切替までは、「従来サーバー用のアカウント」を利用する
- 準備完了したら当社へ連絡
- 全てのメールアカウント利用者様の設定が完了したら、当社へご連絡ください。DNS切替日時を決定してお知らせします。
- DNSを切替
- DNS切替予定日時になったら、一旦「旧→新へのメールを同期(可能な場合)」してからDNS情報を更新します。情報更新から30分~3時間程度でメールの送信先は、新しいメールサーバーへと向かいます。
ある程度DNS情報の浸透を確認したら、当社用アカウントで動作チェックを行い、問題なければ代表担当者様にお知らせします。この時に登録アカウント全てに対して一斉に当社からのテストメールを送信します。
- まずは代表担当者様用のアカウントで動作確認
- 代表担当者様用のアカウントで動作確認を行ってください。(「新サーバー用のアカウント」に当社からのテストメール受信を確認、そのまま返信で「新サーバー用のアカウント」から送信」)
問題なければ個々のメールアカウント利用者様に手順7~8を指示してください。
- 「従来サーバー用のアカウント」からバックアップ取得して、「新サーバー用のアカウント」へ移す。
-
IMAPを利用した方は、以下の手順で「従来サーバー用のアカウント」で受信したメールを復元します。
- 「従来サーバー用のアカウント」を削除
- ■個々のメールアカウント所有者様の作業
- ■代表担当者様
- ■当社の作業
設定変更のみの場合の手順
- 当社から通知
- サーバー側の準備が出来たら、代表担当者様にお知らせします。その際にDNS切替をいつにするか、お伺いします。
- 個々のメールアカウント利用者へ通知
- DNS切替日の希望を回答してください。切替日が決定したら、当社から全ての全てのメールアカウント利用者様に切り替えのお知らせを通知します。
- DNSを切替
- DNS切替予定日時になったら、一旦「旧→新へのメールを同期(可能な場合)」してからDNS情報を更新します。情報更新から30分~3時間程度でメールの送信先は、新しいメールサーバーへと向かいます。
ある程度DNS情報の浸透を確認したら、当社用アカウントで動作チェックを行い、問題なければ代表担当者様にお知らせします。この時に登録アカウント全てに対して一斉に当社からのテストメールを送信します。
- 受信エラーが発生したら設定変更
- DNSが切替された数時間後にメールチェックすると、受信エラーとなります。この時に当社から「どの部分を設定変更する」という情報を予め送信してありますので、その部分の設定変更を行ってください。
設定変更が必要無い場合
- 当社から通知
- サーバー側の準備が出来たら、代表担当者様にお知らせします。その際にDNS切替をいつにするか、お伺いします。
- 個々のメールアカウント利用者へ通知
- DNS切替日の希望を回答してください。切替日が決定したら、当社から全ての全てのメールアカウント利用者様に切り替えのお知らせを通知します。
- DNSを切替
- DNS切替予定日時になったら、一旦「旧→新へのメールを同期(可能な場合)」してからDNS情報を更新します。情報更新から30分~3時間程度でメールの送信先は、新しいメールサーバーへと向かいます。
ある程度DNS情報の浸透を確認したら、当社用アカウントで動作チェックを行い、問題なければ代表担当者様にお知らせします。この時に登録アカウント全てに対して一斉に当社からのテストメールを送信します。
- 念の為、代表担当者様用のアカウントで動作確認
- 代表担当者様用のアカウントで動作確認を行ってください。当社から送信したメールが受信できること、そのメールに対して返信が出来る事を確認してください。万が一、送受信が出来なければ、土日祝に関わらず対応致しますのでご連絡ください。(メールが使えない場合は、当社担当までお電話ください。)
Thunderbird
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NEW- 公開日
- 2025/10/27
受信方式をPOP3からIMAPへ
Thunderbirdで受信方式をPOP3からIMAPに変更する
ThunderbirdでPOP3受信で設定したアカウントをIMAP受信に切り替え且つ、POPで受信してメールやフォルダをひき継ぐ手順です。IMAPとPOP3では、その受信方式が異なる為、POP3のバックアップ・復元方法とは手順が異なります。 -
NEW- 公開日
- 2025/10/27
Thunderbirdにメールアカウントを追加
Thunderbirdにメールアドレスを設定する (共用マネージド、サーバー保守・初期設定)
当社の共用サーバーマネージドプラン、サーバー保守(メールサーバー付)、サーバー初期設定(メールサーバー付)ご利用の方が、オープンソースの電子メールクライアントソフトThunderbirdにメールアドレスを設定してメールを送受信する為の手順です。 -
NEW- 公開日
- 2025/10/27
Thunderbirdにメールアカウント追加
Thunderbirdにメールアドレスを設定する (共用サーバ通常)
当社の共用サーバー通常プランご利用の方が、オープンソースの電子メールクライアントソフトThunderbirdにメールアドレスを設定してメールを送受信する為の手順です。 -
NEW- 公開日
- 2025/10/27
個別アカウントをバックアップ・復元
Thunderbirdのメールや設定のバックアップと復元(個別アカウント)
Thunderbirdで個別のアカウントのみバックアップする場合や、合計2GBバイト以上の容量がある場合、エクスポート機能で失敗してしまう場合は、こちらの方法でバックアップ・復元してください。 -
NEW- 公開日
- 2025/10/27
全てのアカウントを一括バックアップ
Thunderbirdのメールや設定をバックアップする(複数アカウントもまとめてバックアップ)
ThunderbirdでPOP3受信したメール(全ての登録アカウント分)を、バックアップする手順です。尚、この手順は最大2Gバイト(全ての登録アカウント分)までの容量のみ有効なバックアップ方法です。
2Gバイト以上の容量がある場合や、個別アカウントのバックアップを保存する場合は、個別アカウントのバックアップ方法をご覧ください。 -
NEW- 公開日
- 2025/10/27
設定アカウントを削除
Thunderbirdに設定したメールアカウントを削除
Thunderbirdにメールアドレスに設定済のアカウントを削除する手順です。削除する場合は必要ならば、バックアップを保存する事を忘れずに行いましょう。 -
既存のアカウント設定を変更
Thunderbirdで既に設定済のメール設定を変更する
オープンソースの電子メールクライアントソフトThunderbirdで既に設定済のメールアドレス設定を変更したい場合のマニュアルです。