2022年1月25日wordpress5.9が正式リリースされました。
現在、wordpressをご利用のお客様は、wordpress5.9への更新が可能となります。
なお、お客様のサイトによっては自動更新され既にwordpress5.9にアップデートされている場合もございます。
wordpress5.9について
5系最終と思われるWordpress5.9は昨年12月にリリース予定ですが、延期され1か月程遅れで正式リリースされました。
この5.9では兼ねてより噂されていたフルサイト編集機能のベータ版が実装されました。
WordPress6で実装されると噂されていましたが、早くも5.9にベータ版として登場した形になります。
ただし、この機能を利用するには対応したテーマファイルを利用している事が前提となります。対応したテーマファイルが利用されていない場合は、この機能は使用できない様です。
従って、従来のWordpressを利用しているサイトでは、この機能は使用できません(表示されません)
フルサイト編集機能
従来のWordpressでは、基本的に投稿や固定ページといった追加頻度が高い又は更新頻度の高いページの更新が管理画面からお客様サイドで編集できます。しかし、サイト内の全てのテキストの書き換えや画像の差し替えが出来るという訳ではなく、要素によっては弊社までご依頼いただいてテーマファイルを修正する必要がこざいました。5.9以降+対応テーマファイル利用のウェブサイトでは、フルサイト編集機能の実装によりこれらの今まで、手が出せなかった部分の修正・画像の変更が管理画面から修正可能となります。
ただし、何から何までという訳ではなく、新しいレイアウトの追加や新しいレイアウトへの変更、新しい機能の実装などは、従来通り追加でご依頼いただく形になります。
従来では修正できなかったHOME画面も修正可能に
従来では管理画面にHOME画面を管理する部分はありませんでしたが、HOME画面の要素のテキスト変更・画像差し替え、ブロック追加が可能となります。
共通のテンプレートも修正可能に
HOME画面同様、管理画面に共通テンプレート(ヘッダやフッタの共通パーツ)が視覚的に修正可能となります。
タイプ別テンプレートも修正可能に
固定ページや投稿ページ、アーカイブなどの修正できなかった部分も、修正可能です。
例えば、固定ページの投稿タイトルと投稿記事の間に、特定の画像を表示したい(全ての固定ページに)場合に、フルサイト編集機能で簡単に設置できます。
投稿ページ全てに、一時的にキャンペーンバナーを設置したい時、この機能を使う事で一括でバナー配置が可能です。
ブロックエディタは従来通り
今のところ投稿や固定ページで利用していたブロックエディタは、従来通りです。
アップデートしても問題ないか?
5.9ではフルサイト編集機能という、大きな機能が追加されましたが、この機能は対応するテーマファイルで無いと使えません。従って、対応したテーマファイルを使用していない限り機能自体も表示されません。
また、リリースされたばかりの為、十分な検証を行った訳ではございませんが、いくつかのテストサイトを5.9へアップデートしたところ、特に不具合は発見していません。
Welcartをご利用のお客様
welcart利用サイトでもアップデートを行いましたが、簡単に調査した感じでは問題無い様に思われます。但し、通常サイトよりも不具合が出る可能性が高い為、welcart公式からの検証報告がされるまで、、なるべくアップデートをお控えいただく事をお勧め致します。もし、アップデートされる場合は、必ずデータベースのバックアップを行ってください。
今後制作するWordpressサイトについて、当社の方針
上記の通り、フルサイト編集機能は、従来よりも編集可能な幅が増える為、是非今後制作するサイトでフルサイト編集機能を生かしたCMSを提供してゆく予定でございますが、対応したテーマファイルが必要な事や、未だ検証が十分でない事等、すぐに提供する事はできません。おそらく、6.0がリリース(本年度中リリース予定)した後、安定し多くの主要プラグインも対応される6.1~6.2がリリースする頃までは、フルサイト編集対応での提供は控えさせていただきます。またフルサイト編集に対応する事で、従来よりも工数が増える事が予測される為、クライアント様の予算・必要な機能をディスカッションした上で編集可能範囲を決定する予定です。
既に開発着手しているウェブサイトについて
既に開発着手しているウェブサイトは、フルサイト編集機能対応ではございません。希望されても一旦納品後に改めて、修正見積となります。予めご了承ください。
アップデートは、テストサイトでの検証・データベースのバックアップを行ってから
wordpressやプラグインをアップデートは、常に最新の状態に保っておく事が望ましいのですが、稀にアップデートによりウェブサイトに不具合が発生してしまう場合がございます。
WordPressやプラグインアップデートのリスクはこちらをご覧ください。 WordPressやプラグインのアップデートで不具合が発生した時はこちらをご覧ください。
データベースのバックアップ
WordPressは、データベースのバックアップを行っていれば、万が一不具合が出た場合に元に戻せる※確率が高いです。
WordPressを利用しているサイトのデータベースバックアップ(BackWPupを使う)
※不具合が出た場合に元に戻す為の作業は、保守契約をご利用されている場合・納品後のサポート期間の場合は当社が対応致しますが、それ以外の場合は基本的にお客様ご自身で行っていただくか、弊社に有償でご依頼いただく事になります。
テストサイトでの検証
wordpressやプラグインのアップデートは、テストサイトをご用意しているお客様(全てのお客様にご用意している訳ではございません)は、先ずテストサイト側でアップデートし問題が無い事を確認した上で、アップデートを行ってください。
wordpress 4系をご利用中のお客様
利用しているプラグイン・制作したテーマファイルとの関係上、不具合が出る確率が高いです。テストサイトをご用意しているお客様はテスト環境で十分な検証を行ってから、アップデートしてください。
検証が出来ない場合は、アップデートを見送った方が良いと思われます。