WordPressのブロックエディタのブロックやパターン
WordPressのブロックエディタの特徴は、以前のWYSIWYGエディターの文字の装飾や画像の挿入、テーブル組の挿入というHTMLのタグベースから、ブロックを組み合わせてページを構成するという機能に変わりました。
WordPress5以下で使われていたWYSIWYGエディターでは、上から下へ文字やパーツを流し込むのが限界であり、横3カラムの画像を表示したり、左が文字で右がテキストにするという様なレイアウトにするには、カスタムフィールドを利用するか、エディタ上でHTMLを貼り付けるという方法でページの作成を行っていました。
これがブロックエディタでは、予め2カラムや3カラムのブロックが用意されており、その各カラム内に文字や画像挿入するという使い方が出来ます。この機能により、従来は当社に依頼するしか無かったレイアウトもお客様がブロックを組み合わせて、よりクリエイティブなページ作成できる様になりました。そして、予め標準で様々なブロックやパターンが用意されています。
但し、完全にお客様の意図通りのレイアウトを作る事が出来るという訳ではありません。
その理由は配置したブロックは…
- 位置関係だけが指定されているブロックだから
- WordPress標準のスタイル指定がされているから。
※その関係でお客様サイトのスタイル指定と競合して体裁崩れが発生する場合がある- お客様のウェブサイトとマッチしているデザイン指定ではない
という理由からです。
例えば、デザイン調整を行っていない投稿パターンの「左に画像」を利用した場合は以下の様になります。
このパターンへのスタイル指定がされていない為に、上記の様に体裁崩れしたページになります。また、デザインも全くウェブサイトと合っておらず不格好になります。
もちろん全てのブロックや予め用意されているパターンが全く利用できないという訳ではありません。
中にもそのまま使っても問題ないブロックやパターンも数多くあります。
お客様のウェブサイトに合わせて調整を行っているブロック
制作したウェブサイトでは、これらのWordpress標準のブロックについて全て利用できる様に調整している訳ではありません。
WordPress標準のブロックはお客様のウェブサイトで利用する必要が無いものが数多く存在します。ブロックを使用するか否かが不明なのに、全てのブロックやパターンにデザイン調整をする事は、それだけ予算をいただく事になります。またブロックやパターンは、Wordpressが更新の度に追加されたり、プラグインで用意されるものもあります。従って、全てのブロックやパターンをデザイン調整する事は現実的ではない為、必要と思われるブロックに限り、お客様のウェブサイトデザインに合わせたデザイン調整を行っています。
標準で調整しているブロック
お客様がお知らせ・ニュース等を投稿する事を想定してWordpressサイトを制作ご依頼のお客様※でデザイン制作も当社に依頼されたお客様は、次のブロックはお客様のウェブサイトに合わせてデザイン調整しています。従って、これらのブロックを使っても問題ございません。
※2020年以降にウェブサイト制作をご依頼されたお客様に限ります。ブロックエディタが導入されたのは2018年に登場したWordpress5.0以降ですがブロックエディタ機能が不安定であった為、標準仕様としたのは2020年以降です。また、2020年以前にご依頼されたお客様は、WYSIWYGエディター用の指定がされています。
デザインを支給して、ウェブサイト制作をご依頼された場合
お客様が各ページのデザインを支給してコーデンィグなどをの制作を当社が行ったウェブサイトでは、その投稿ページ用のエレメントデザインを支給していただく必要がございます。エレメントデザインを支給されていない場合(ブロック用のコーディングを依頼されていない場合)は、以下標準ブロックでもお客様のウェブサイトに合わせたデザイン調整は行っていない為、その投稿ページに合わせた調整は行っておらず、他のページ(固定ページなど)と共通のスタイル指定が適応されます。従って、デザイン調整されているブロック、されていないブロックが存在します。特にWordpress独自のブロック(カラムやギャラリー、ボタンなど)は、調整しておらず利用しても、そのウェブサイトに合った形での表示はされません。
この様な場合で、その投稿ページのブロック用デザインの調整をご希望の場合は、ご依頼いただく必要がございます。エレメントデザインを支給していただければ、お見積を提出します。
2020年以前の制作サイトでも指定しているブロック
- 段落
- 見出し(1~6全て
- リスト(番号付き含む
- テーブル
- 画像
2020年以降の制作サイトで指定追加したブロック
- カラム(100・50/50のみ)
2024年以降の制作サイトで指定追加したブロック
- 引用
- 整形済テキスト
- ギャラリー
- カラム(全て
- 区切り
- メディアとテキスト
その他のブロック
その他のブロックは、お客様のウェブサイトによっては使う場合がございますが、その場合は納品時にその旨と使い方をお知らせしています。それ以外の場合は、そのブロックに合わせたデサイン調整をしていませんので、使用してもお客様のウェブサイトにマッチしていなかったり、体裁崩れが発生します。但し、全てのブロックではありませんので、WordPressのプレビュー機能でプレビューしてみて問題なければ、使用しても構わないと思われます。但し、レスポンシブサイトの場合は、必ずモバイルプレビューでも確認してください。
デザイン調整していないブロックを使える様にしたい
デザイン調整されていないブロックを使える様にしたい場合は、弊社にご依頼くださいませ。
見積を提出しますので次の事を記載した上で、見積依頼してください。
- 修正を希望するウェブサイトのURL
(どのカテゴリの投稿に対してブロック追加する予定なのかが分かる様に、そのカテゴリに属するページを一つ) - 利用したいブロック名
- そのブロックに対するデザインをデザイナーに依頼して制作するか、お知らせいただいたページのデザインに踏襲するデザインでよいか
更新箇所のデザインについて詳しくはこちらをご覧ください。
当社制作のウェブサイト以外のお客様は以下もお知らせください。
- 利用中のWordpressバーション(バージョンの確認方法はこちら)
- テストサイトの有無
また正式依頼までの流れはこちら、更新完了までの流れはこちらをご覧ください。
パターンについて
パターンは、お客様のウェブサイトに応じて用意しています。パターンを用意しているお客様には、納品時に「どのようなパターンを用意して、どのようにして使う」という事を予め説明しています。
ブロックエディタに予め用意されているパターンの利用
ブロック同様に、ブロックエディタに予め用意されているパターンがありますが、これは利用できるものと利用できないものがございます。
予め用意されているパターンの中には以下の様なパターンがあり、画像を差し替えてクリエイティブに見せる事ができるものがありますが、こちらはそのまま挿入しても問題ない様です。
WordPressのプレビュー機能でプレビューしてみて問題なければ、使用しても構わないと思われます。但し、レスポンシブサイトの場合は、必ずモバイルプレビューでも確認してください。