Thunderbirdのメールや設定のバックアップと復元(個別アカウント)

個別アカウントをバックアップ・復元
Thunderbird バックアップ アイキャッチ

以下の手順は、当社の共用サーバやサーバー保守、サーバー初期設定サービスをご利用された場合のメール設定マニュアルです。

ThunderbirdでPOP3受信したメール(個別アカウント分)を、バックアップする手順です。

 

Thunderbirdのエクスポート機能では、全てのアカウントを一括でバックアップする機能で、且つ2GBバイト以内の容量が上限です。

2Gバイト以内の容量で全てのアカウントを一括でバックアップする場合は、こちらの方法でバックアップしてください。

 

個別のアカウントのみバックアップする場合や、合計2GBバイト以上の容量がある場合、エクスポート機能で失敗してしまう場合は、こちらの方法でバックアップしてください。

 

参考の手順は、Thunderbird バージョン115を利用しています。

 

Thunderbirdのバージョンによって、設定手順が異なる場合がございますが、設定する項目に変わりはありませんので、この手順を参考に設定してください。

 

サーバーリプレイス時の設定変更の際は、こちらの方法でバックアップしてください。

サーバーリプレイス(サーバーの引越)で次の情報が変更となる場合は、新たにアカウント追加したら、DNS切替した後に、ここで説明する手順を参考に、新しいメールアカウント設定に対して、「従来サーバーで受信したメール」を移動させてください。これはThunderbirdの仕様上、次の情報を設定変更で変更しても、古いプロファイル情報が残ったままで、正しく受信ができない為です。この場合、特にエラーメッセージが出る事は無く、エラーが無い様に見えますが一向にメール受信が出来ないという状態になる事がございます。

 

  • メールサーバー名が変わる場合
  • ユーザーログイン名が変わる場合

 

POP3からIMAPへ変更する場合は、方法が異なります。

受信方式をPOP3方式から、IMAP方式へ変更する場合は、こちらの方法では無く、こちらに記載の方法で切替・受信済メールの復元を行ってください。

 

メッセージフィルタの設定を、やり直さないとならない場合がございます。

こちらの手順でバックアップしたデータを復元した場合、メッセージフィルタの設定のうち、振分け先フォルダの設定を設定し直す必要がある場合がございます。そのまま受信すると、「〇〇フォルダが見つからない」というメッセージが表示されて、そのフィルタは無効になります。

「ツール」→「メッセージフィルタ」で、全てのルールの移動先フォルダを設定し直してください。

 

フィルタが多い場合は、テキストエディタでバックアップデータの「msgFilterRules.dat」を開いて「actionValue="~"」を新しく登録したアカウントの「msgFilterRules.dat」の「actionValue="~"」のパスと合わせるという方法もありますが、ある程度の知識が必要となります。

 

 

個別アカウントのThunderbirdのメールや設定をバックアップ

 

先ずは、バックアップの方法です。

 

 

  1. Thunderbirdを起動

  2. 「目的アカウント」を選択して右クリック→「設定」をクリックします。

    「目的アカウント」を選択して右クリック→「設定」をクリック
  3. アカウント設定 左メニューからの「バックアップしたいメールアカウント」の「サーバー設定」をクリックします。

    「設定変更したいメールアドレス」の「サーバー設定」をクリック
  4. 「メッセージの保存」の「メッセージの保存先」をコピーします。

    Thunderbird メッセージの保存先
  5. 適当なフォルダを開いてアドレスバーに、ペーストして末尾に「¥(半角)」を追加します。

    ThunderBird アドレスバーに、ペースト
  6. 表示されたファイルを全てコピーして、別のフォルダ(適当な名前を付けたフォルダ)にペーストします。

    ThunderBird 表示されたファイルを全てコピー

     

    これらのファイルが、このアカウントのメールや、フォルダ構成、メッセージフィルタのデータになります。

 

 


 

 

個別アカウントのThunderbirdのメールや設定を復元する

 

続いて復元方法です。DNS切替の直前に、「従来のメールサーバー」のメールデータを同期している場合がある為、このサーバーに残っているメールが全て受信されてしまいますので、一定期間のメールは重複してしまいます。不要なら削除してください。

 

 

  1. データの保存場所までの手順は、バックアップ時の手順1~4同様です。
    保存場所をコピーしたら一旦Thunderbirdを閉じます。
    そしてアドレスバーにペーストして末尾に「¥(半角)」を追加します。

    現在の保存場所を開きます。

    ThunderBird アドレスバーに、ペースト
  2. バックアップしたデータを全てコピーして、保存場所にペーストします。

    万が一失敗した時にやり直せる様に、コピーしてペーストしてください。

    ThunderBird コピーしてペースト

     

    次のメッセージが表示されたら、「ファイルを置き換える」をクリックします。

     

    ファイルを置き換える
  3. Thunderbirdを起動します。

  4. 復元したメールアカウントのメールが反映されている事を確認します。

    この時、再度サーバーのメールを受信するので、メールが重複してしまうものがございます。気になる場合は、削除してください。

    また、前記の通りメッセージフィルタの設定のうち、振分け先フォルダの設定を設定し直す必要がある場合がございます。これも、面倒ではございますが、移動先を設定し直してください。

     

    ThunderBird 復元したメールアカウントのメールが反映されている事を確認

 

メールアカウント追加設定がうまくいかない場合は

ご利用中のメールアカウントの設定がうまくいかない場合は、先ずこちらをご覧ください。

 

上記ページに記載されている内容を見直しても解決しない場合は、当社までお問合せください。

尚、ご利用中のサーバータイプや、保守サービス、ご利用サービスによってサポート対応が異なります。詳しくは、以下をご覧ください。

 

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