メールサーバーへの国別アクセス制限について

メールソフトの設定
このマニュアルは、次のサーバーや設定サービス、保守サービスをご利用のお客様が対象です
  • レンタルサーバ
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    RockyLinux8、AlmaLinux8 利用
  • 1 CentOS 6は、既にサポートが終了しており(詳しくはこちら)脆弱な状態です。RockyLinux8又はAlmaLinux8へのサーバーリプレイスをお勧めします。

    2 CentOS 7は、2024年6月30日(予定)でサポートが終了します。24年3月ごろまでにRockyLinux8又はAlmaLinux8へのサーバーリプレイスをお勧めします。

    3 共用サーバーマネージドプランご利用のお客様で、CentOS6ご利用のお客様は順次RockyLinux8へ切り替え中です。既に切替ご案内済のお客様は、RockyLinux8版のマニュアルをご覧ください。

弊社の共用サーバーでマネージドプランご利用の方・弊社に管理委託している専用サーバー・VPS・クラウドをご利用の方で特に指定が無い場合は、メールサーバーに国別の送受信制限を掛けています。

 

制限を掛けていない国・地域

次の国・地域からのメールの受信・送信ログインは制限を掛けていません。但し、特に悪質な接続元からのアクセスは制限国以外でもブロックする場合がございます。

 

2022年 7月現在

 

  • 日本
  • 台湾
  • 香港
  • シンガポール
  • マレーシア
  • フィリピン
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • アメリカ合衆国
  • カナダ
  • ブラジル
  • メキシコ
  • EU
  • ドイツ
  • イギリス
  • フランス
  • イタリア
  • スペイン
  • スウェーデン
  • ポーランド
  • スイス
  • オランダ
  • ノルウェー
  • フィンランド
  • ベルギー
  • デンマーク
  • オーストリア
  • ポルトガル
  • ギリシャ
  • ハンガリー
  • トルコ
  • イスラエル
  • サウジアラビア

 

制限の影響

当該サーバーに設定されているメールアドレスへのメール送信

当該サーバーに設定されているメールアドレスへメールが届きません

 

メールサーバーへ到達する前の段階で遮断している為、送信者に対してサーバー側がエラーを返す事もしていません。

制限を掛けていない国からのメールで、制限されている場合

メールサーバー側でブロックしている為、エラーメールを返します。

 

 

当該サーバーに設定されているメールアドレスを使って、送信する場合で該当国以外の場所からの送信

当該サーバーに設定されているメールアドレスを使って送信が出来ません。

制限を掛けていない国以外に訪れて、その国(その国のインターネット環境を使って)から送信する場合、メールサーバーへ到達する前の段階で遮断しています。

その為、エラーコードなども返されません。

 

制限を掛けていない国からの送信で、制限されている場合

メールサーバー側でブロックしている為、エラーコードを返します。

 

国別の送受信制限についてよくある質問

何故制限するのですか?

サーバーサービスの主要サービスであるメールサーバーは、最も使われるツールであるがゆえに、様々な不正アクセスや詐欺行為など不正な用途に晒されています。その全てを遮断する事は不可能ですが、サーバー側で対策する事で、ある程度、未然に防ぐ事が可能です。

不正利用する輩は、先ず脆弱なメールサーバーを探す為に、BOTと呼ばれる自動プログラムを使って手あたり次第にサーバーにログインを試みます。適切な設定をして、最新の状態に保たれたメールサーバーならば、ほぼ不正ログインを防ぐ事ができますが、この許可されていないログインを拒否するという処理はサーバー自体リソースを圧迫します。国別のアクセス制限では、対象の接続元を分別するという処理は行っているので、全く負荷をかけていない訳ではございませんが、メールサーバーに届く前の段階で、制限対象国のバケットを破棄してしまうのでメールサーバーが行う処理を行わない為、サーバーの負荷を軽減します。この様な理由から、国別の送受信制限を行っています。

 

制限する国としない国の違いは?

主要国の場合でも、不正ログインを試みたり、フィッシングメールやスパムメールを送り付けたり、プルートフォース攻撃(パスワードの総当たり攻撃)をする輩が特に多い国は、制限対象としています。また世界情勢等を考えて対象国を選定しています。また不正アクセスは、必ずしも攻撃元からのアクセスではなく、脆弱性に対して貧弱なサーバーを踏み台にしてアクセスする場合がよく見られます。そのようなサーバーはインフラ環境が整っていない等の理由で、古いサーバーなど対策されていないサーバーが稼働しており、この様なサーバーが多く存在するような国は遮断しています。
また、日本の会社事情などから、遮断しても特に問題が無いと思われる国は遮断しています。その為、商社等、取引国が多岐にわたる企業の場合は、メールサーバーの送受信制限はかけず、別の方法でのセキュリティ対策を提案しています。

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