フォーム用プラグイン・Webアプリの機能比較

プラグインの機能比較
アイキャッチ 問い合わせ

このページは、2025年08月05日に作成したページです。
このページに掲載している仕様・機能・操作手順は、現在リリースされているバージョンと異なる場合がございます。

Webサイトからの問い合わせ受付をする為の問い合わせフォームには、多くの場合が汎用性のあるフォーム用のプラグイン・Webアプリを利用します。そのサイトだけの為に、フォーム用の仕組みを開発する(スクラッチ開発)と高価になりがちですが、この様なフォーム用プラグイン・Webアプリを利用する事で、比較的安価にWebサイトに問い合わせフォームの様なフォーム型コンテンツを実装する事が出来ます。

 

このページでは、そんなフォーム用プラグイン・Webアプリのうち、当社が特に提案する事が多いプラグイン・Webアプリについての特徴や機能比較についてお伝えいたします。

 

 

 

当社でご提案するフォーム用プラグイン・Webアプリ

 

どのフォーム用プラグイン・Webアプリを利用するか?は、先ずお客様のフォーム型コンテンツのご要望を叶える事が出来るものをご提案します。

 

その上で、複数の候補がある場合は、

 

  • ライセンス料金の有無・料金の違い
  • 機能の違い、管理方法の違い
  • 将来的に追加するコンテンツで利用する場合の機能要件

 

をご検討していただいた上で、お客様ご自身で決定していただきます。

 

また、既存のフォーム用プラグイン・Webアプリの機能では、お客様のご要望を叶える事が出来ないという場合は、一部又は全部をスクラッチ開発でご提案する事になります。

 

フォーム用プラグイン・Webアプリは、その用途や利用環境などの違いはありますが、様々なものが存在しますが、機能性、永続性(長く利用できるか?)、セキュリティ要件、日本企業の利用にマッチしているか(日本語ドキュメントの多さなど)を判断基準として、以下のフォーム用プラグイン・Webアプリを主に提案しております。

マイクロエンジンメールフォーム

一般的なメールフォームの機能が揃った大手企業も採用するメールフォーム

 

こんなWebサイトにおすすめ
  • 標準的な問い合わせフォーム、採用募集フォーム、資料請求フォームなど
  • WordPressを使っていないWebサイト
  • スパムメールを極力減らしたい
  • 内容確認画面が必須
  • 自動返信メールと担当者宛メールの内容を別にしたい
  • 添付ファイル送信をサーバー上にも保存したい
  • 問い合わせ内容をサーバー上にも保存したい
  • 毎年使用料金を払いたくない

 

 

日本の企業である、マイクロエンジン株式会社が提供するメールフォーム用のWebアプリケーションです。PHPを使って開発されており、日本企業に必要な機能を一通り実装されているメールフォームです。Wordpressプラグインの様に、Wordpressで構築されたWebサイトじゃなければ使えないというメールフォームでは無く、基本的にどんなWebサイトにもフォーム型コンテンツを追加する事が可能です。

 

送信先アドレスの設定等は、設定ファイル形式で、プラグイン型の様に管理画面から設定できるものではありませんが、共通ヘッダや共通フッタなどのWordpressのテンプレートを読み込む事も出来るので、Wordpressサイトでも問題無く利用する事が可能です。

 

画像認証機能やトークンチェックなど、スパム送信を防止する機能も充実しており、どんな規模の企業にもお勧めのメールフォームです。大手企業にとっては心配な脆弱性も問題は無く、当社顧客の某大手企業が実施しているセキュリティ診断も毎年クリアしています。Wordpressプラグインの様に、世界的に人気という訳では無い事から、狙われるリスクも少ない事から、あえてこのメールフォームを選択する大手企業様も少なくは無いです。

 

ライセンスは1つのサイトに1ライセンス購入すれば、複数フォームでも追加課金はありません。また、買い切りなので、1度購入すれば開発元からサポートされている限り無期限で利用できます。

 

テストサイトでの利用について

このメールフォームは無償利用が出来ますが、サイト上に強制的に著作権表示と公式サイトへのリンクが表示されます。その為、本番サイトでの利用は難しいと思われますが、テストサイトならば問題無いと思われますので、FQDNの異なるテストサイトでは無償使用で開発・動作確認等行っていただければと思います。

 

WPForms

単なるメールフォームに留まらない多種多様な機能を持った、世界的にも人気のWordpressプラグイン

 

こんなWebサイトにおすすめ
  • 標準的な問い合わせフォーム、採用募集フォーム、資料請求フォームなど
  • アンケートフォーム、選択内容によって内容が分岐する申込フォームなど
  • 複数ページに分けたフォームを作りたい
  • WordPressの管理画面で送信先やメールのひな形を更新したい
  • スパムメールを極力減らしたい
  • 内容確認画面が必須
  • 自動返信メールと担当者宛メールの内容を別にしたい
  • 添付ファイル送信をサーバー上にも保存して管理画面で管理したい
  • 問い合わせ内容を管理画面で管理したい
  • 色々なマーケティングを実施していきたい
  • GoogleやDropBoxなどの外部サービスと連携したい
  • CRMと連携したい
  • できるだけ長い間使い続けたい

 

WordPressのメールフォーム用プラグインとして最も人気のあるプラグインです。利用には、Wordpressを利用しているWebサイトである必要があります。(フォームコンテンツのみWPを利用するという使い方も可能です。)

 

SEO用プラグインとして定番のAIOSEO(All In One SEO)など有名プラグインを多く提供しているAwesome Motiveが開発し提供しており、短期間で開発が止まってしまい、別のプラグインに乗り換えなければならないなどのリスクも低いです。

問い合わせフォームに必要な基本的な機能だけではなく、スプレットシートとの連携やPaypalなどの決済、会話型のフォームの作成、クーポンの作成…など、フォーム用プラグインとして様々なケースで利用できる機能が沢山あり、このプラグインを導入したWebサイトのマーケティングの可能性をより充実する事が出来ます。

 

ライセンスは1つのサイトに1ライセンス購入すれば、複数フォームでも追加課金はありません。但し年に1度のライセンス更新が必要で、更新時に年額費用を支払う必要がございます。ライセンスは4つのコースに分かれており、それぞれ利用できるサイト数、利用できる機能が異なります。

尚、無償で利用できるWPForms Liteがございますが、こちらは機能限定版でContact Form 7と同様に内容確認画面が無いなど必要最低限の機能しか利用できません。

 

テストサイトでの利用について

基本的に1サイト1ライセンス(1FQDN)が必要でテストサイトであっても、ライセンスが必要となります。ただ利用サイトは途中切替が出来るので、開発時はテストサイトし本番運用時は本番サイトにサイト切替すれば問題ございません。ただその後のテストサイトでの継続的な開発・動作確認・操作の練習が必要な場合は、複数サイトに対応可能なライセンスをご利用ください。但し、特定の条件下では1サイトライセンスで本番・テストサイト両方での利用が可能です。この条件は、プライベートIPアドレスでの運用の他、「dev.ドメイン名」のFQDNである事です。

 

Contact Form 7

シンプルな機能で無償で利用可。日本では定番のWordpressプラグイン

 

こんなWebサイトにおすすめ
  • シンプルな問い合わせフォーム、LPページの申込フォームなど
  • なるべく安く済ませたい
  • 内容確認ページは必要ない

 

日本人の三好 隆之氏が開発したWordpressプラグインで、特に日本のWebサイトで多く利用されています。

 

機能は他のフォーム用プラグイン・Webアプリと比べても非常にシンプルで必要最低限の機能が備わっています。

標準で内容確認画面を表示する機能が無く、別途内容確認画面を実装する為のプラグインもありましたが、こちらは開発がストップしており現バージョンのContact Form 7との互換性も無くなってしまった為、利用できません。

他のフォーム用プラグインと比べると出来る事が少ないので、利用できるフォームコンテンツは限られますが、無償で利用が出来るというメリットがございます。

 

 

 

各フォーム用プラグイン・Webアプリの比較

MW WP Formは既に開発終了している為、新規利用はしませんが乗り換え時の参考として表示しています。

機能 MicroEngine メールフォーム WPForms Contact Form7 MW WP Form
アップデートのサポート状況

※2025年7月現在

脆弱性のみ対応
※既に開発終了
ライセンス料金 11,000円(税込) /
1FQDNあたり
49.5ドル(約7,500円程度) / ベーシック版
(1サイト用)の場合
無償 無償
ライセンス料金の
支払いサイクル
初回のみ 年に一度
WordPress以外での利用

WordPressを利用しないWebサイト(静的HTMLサイト、MovableTypeサイトなど)でも利用できるか?

× × ×

 

機能比較

※ △の機能は、特別な処理、カスタマイズにより利用可能。

機能 MicroEngine メールフォーム WPForms Contact Form7 MW WP Form
利用できる環境

※2025年7月現在

PHP 8.0以降 WordPress 5.5以降、PHP7.2以降 WordPress 6.7以降、PHP7.4以降 WordPress6.0以降
送信先などの設定 設定ファイルをFTPで更新 WP管理画面から WP管理画面から WP管理画面から
アップデート方法 FTPで更新 WP管理画面から WP管理画面から WP管理画面から
入力確認画面の表示 ×
サンクスページの表示
郵便番号から住所を自動入力
添付ファイルの送信方式

メール添付のみか、添付+サーバー上に保存するかの機能です。メール添付のみだと、容量が大きなファイル送信でメールサーバーの制限でブロックされてしまうので、サーバー上に保存する機能があるものを使うのがお勧めです。

メール添付及び、サーバーに保存 メール添付及び、メディアに登録、DropBoxへのアップロードも可能 メール添付 メール添付及び、問い合わせDBに登録
スパム対策としての画像認証機能

表示された画像の内容を送信者に判別させる事で、Bot(コンピュータが自動でスパムメールを送信する不正なプログラム)からの送信を防ぎます。

独自の画像認証機能

カスタマイズにより、Google ReCAPTCHA利用も可能です。

Google ReCAPTCHAを利用

カスタマイズにより、様々なスパム対策を設定可能

自動返信メール
管理者宛・自動返信メールのテンプレートを分ける

送信者宛のメールと管理者宛のメールの内容を別にする事ができる機能

×
送信先の振り分け

ラジオボタンやセレクトボックスの選択内容に応じてメールの送信先を変更できる機能

×
通し番号発行

受付番号などの通し番号を自動で発行してメール件名・本文に挿入します。その後の対応に利用します。

×
送信内容のサーバー上での保存

送信された内容を、メール送信だけでは無くサーバー上に保存する機能です。メール以外で管理が可能な為、便利な機能ですが個人情報が含まれる為、サーバー上のセキュリティが脆弱だと情報漏洩の原因となるので、利用には注意が必要です。


CSV保存方式

DB保存
×
DB保存
リファラーチェックによる不正送信防止

外部のホストから、問い合わせフォームの画面を通さずにPOSTされた場合に、不正送信と判定してメール送信をブロックする機能です。

URLパラメータ連携

フォームへのリンクURLにパラメータをセットすることで、クリックしたリンクにより特定フォームの初期状態を変えることができます。 たとえば、お問い合わせフォームで商品名をセットするという連携が可能です。この機能を利用するには、フォーム側だけでは無く、リンク元に処理を加える必要があります。

×
SMTP送信

SMTP送信機能を使って、自社のメールサーバーから送信することにより、スパムと判定される可能性を減らすことができます。 SMTP送信機能を利用するには送信用メールアカウントを用意していただく必要がございます。

複数ページのフォーム

入力項目を複数のページに分割できる機能です。入力項目が多くて送信を断念してしまうのを防ぎます。

× × ×
選択条件によって変化するフォーム

送信者がラジオボタンやセレクトメニューで選択した項目によって、異なるフィールドを表示・非表示にします。複雑な条件分岐が必要な申込フォームを作る事が出来ます。

× ×
リアルタイムレポートを表示できるアンケートフォーム

アンケートフォームを作り、そのアンケート内容を集計したレポートをリアルタイムに表示する事が出来る機能です。

×

※但しプロ以上のライセンス

× ×
会話型のフォーム

チャットのように対話する形式で入力や選択を促す形のフォームです。

×

※但しプロ以上のライセンス

× ×
入力途中での保存と再会

ユーザーが入力途中でブラウザを閉じてしまっても、入力内容が保存され再び再開が出来るフォームです。

×

※但しプロ以上のライセンス

× ×
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