HTMLで構成されるWebページに記述されるデータは、ヘッダ(Head)情報とボティ(body)情報で別れます。
ボディ情報には、ページに表示される情報を記述して、ヘッダ情報にはそのページで使う別のファイルの読込をする為の指定や、処理の指定の他、メタ情報というWebページの内容や扱い方を、ブラウザ・検索エンジン・SNS・各種システムに伝えるための設定情報が記載されています。
このメタ情報の中で、「タイトル」「ディスクリプション」はSEOにおいても重要な意味を持つ情報で、検索エンジンの順位決定の基準となる他、検索ユーザーのクリック率にも大きく影響します。
実際、SEO業者は自社が持つ情報を元に、この「タイトル」「ディスクリプション」を最適化する事で、上位表示を狙います。
また今後、主流となるLLMO(AI最適化)においても、この2つのメタ情報は重要です。
このページでは、この「タイトル」「ディスクリプション」について詳しく説明します。
タイトルの役割
タイトルは、HTMLのタイトルタグ<title>~</title>に記述する部分で、そのページの主題を設定する部分です。
このタイトルには次の様に役割があります。
クーロラーやAIの認識
クローラーと呼ばれる検索エンジンの巡回プログラムが、そのページやサイトに何について書かれているかの判断基準になります。
クローラーは、この「タイトル」「ディスクリプション」「ページの内容」等を総合的に判定して、順位決定をしています。
またAIも「そのページやサイトに何について書かれているか」の最初の手がかりとします。質問者からの回答にいち早く回答する為に先ずタイトルを参照します。
検索ユーザーの認識

検索結果から表示された一覧をユーザーは、主にタイトルを見てクリックします。つまり知りたい事を書いてあるかもしれないページとそうじゃないページのユーザー行動の判断材料となります。
SNSで表示されるタイトル

XなどのSNSでそのページを紹介する際や、ソーシャルブックマークを利用する際に、自動で読み込まれるタイトルとして表示されます。
この表示される情報・画像はOGPという設定を追加すると、任意のタイトルや画像に変更する事も可能です。特に指定指定しない場合は、タイトルタグで設定したものが表示されます。
ブラウザのブックマーク

ユーザーは、また訪れたいページをブラウザのブックマークやリーディングリストに登録します。その際に、リストに表示されるリンクタイトルとして表示されます。これが、ページの内容とかけ離れていたり、サイトタイトルだけしか表示されていない場合は、ブックマークされたとしても再訪する可能性が下がります。
その他、タイトルタグで設定した文字は、インターネット上の様々なリンクとして利用されるので、適切なタイトルを設定する事が重要となります。

タイトルの文字数
表示される文字数には限りがある為、無駄に長いタイトルを入れても意味がありません。不自然に長いタイトルは逆にSEOの評価を下げてしまう事もあります。SEOでは、文字数を以下の文字数に収める事が推奨されています。
- 28文字以内
- Yahoo
- 35文字以内
サイト内の全てのぺージで、この文字数ルールでタイトルを決めるのではなく、特にSEO効果を期待したいページにおいて気にする事がお勧めです。
文字数のカウント方法は、こちらやこちらなど、オンラインでカウントしてもらえるサイトもあります。
WordPressを利用していて、All one SEOを導入している場合は、プレビューイメージが表示されるので、文字数を調整しながら設定する事が出来ます。

ディスクリプションの役割
ディスクリプションは、HTMLのメタ情報として設定する部分で次の様にHTML上に記述します。
このディスクリプションは、ページのスニペット(説明文)として検索結果に表示されます。

またLLMOにおいても、ページ全体の要約ヒント としてAIに利用されAIの要約生成の精度が上がり、AIの回答文に反映されやすくなります。
ディスクリプションの文字数
120文字程度が適切とされています。
WordPressを利用していて、All one SEOを導入している場合は、タイトル同様プレビュー機能があるので、プレビュー上で2行程度に収まるのが適切です。
ディスクリプションを未設定の場合
ディスクリプションを未設定の場合は、そのページの文字に当たる部分を先頭から、抽出したものが表示されます。
先頭からなので、画像に設定したaltのテキスト、グローバルナビのリンク、などそのページとは全く関係の無いもので、何の脈絡もない文字の羅列となってしまいます。これは、ユーザー視点・SEO両方でデメリットになってしまうので、各ページに必ず適切なディスクリプションを設定する事が必須です。
タイトルとディスクリプションの付け方
タイトル、ディスクリプションは、第1にユーザーが興味を惹くタイトル・説明にする事です。表示された検索結果の中から、ユーザーの検索意図に最も近いページであると判断できる事が大切です。そして、SEO効果です。検索エンジンの目的に沿ったページであるという事を、検索エンジン側のプログラムに認識させる事が大切です。但し、この順位決定に関してはなかなか思う様にはいきません。その為、SEO専門の業者が存在するのですが、タイトル・ディスクリプションを見直す事でお客様自身でも上位表示を狙える様になる可能性は十分にございます。
検索エンジンの最大の目的を理解しましょう
検索エンジンの最大の目的は、検索エンジンが登場した頃から変わっていません。
それはユーザーが入力した検索キーワードに対して、最も適切で、信頼性が高く、役に立つ情報を素早く届けることです。
「検索した人が本当に知りたい内容は何か」という検索意図を分析し、それに最も合致するコンテンツを評価して順位を決定しています。
この目的を少しでも精度の高いものにするために、Googleなどの検索サイトは技術を進化させて、アルゴリズムの改良を重ねています。
つまり、この検索エンジンの意図を理解した上で、適切なタイトルとディスクリプションを決定しましょう。
まずはキーワードを決定しましょう。
公開したサイトやページに対して、どんな検索意図(検索ニーズ)を持ったユーザーに見てもらいたいか?訪問してほしいか?を想像します。
次にそのユーザーが、どんなキーワード使って検索するのか?を予測します。
例えば、肌荒に悩む女性向けの洗顔料を紹介したいページを制作して、その洗顔料の購入がコンバーション(目的)とする場合、そのターゲットは「肌荒に悩む女性」となります。この女性が肌に優しい洗顔料を探している場合を想像してみてください。その様な女性は「肌に優しい洗顔料」「洗顔料 肌に優しい」や「洗顔料 おすすめ 肌に優しい」といったキーワードで検索すると想像したら、それがキーワードとなります。
キーワードニーズとは
「キーワードニーズ」とは、ユーザーの検索意図(検索ニーズ)を叶える為に、そのキーワードに対してどの程度のニーズがあるのか?を示す指標です。つまり、公開したページの訪問者を増やす為には、このニーズが高いキーワードを決定する必要があります。
もし、そのページに対して特に確実に上位検索を狙いたい場合は、そのページにターゲットユーザーが訪問する為のキーワードの決定を様々なツールを使って分析を行って、キーワード決定する必要がありますが、これは専門業者じゃない場合はとても骨の折れる作業です。
専門業者に依頼する程の期待は出来ませんが、お客様自身が想像したキーワードだけではなく、ある程度の裏付けのあるキーワードを調べる手軽方法もあります。
Googleサジェスト機能を使う
知りたい事を検索する為に、検索窓に文字を入力した際、そのキーワード+別のキーワードが自動で表示されます。これがサジェスト機能です。
Googleによると、この検索キーワード選出の基準は以下の4つと言われています。
- トレンド性の高いキーワード
- そのキーワードが全ユーザーから検索された回数
- そのユーザーの過去の検索履歴
- お店の検索などは、ユーザー位置情報も参考に
サジェスト機能で表示される情報は、ユーザーの位置・検索履歴なども影響しているので、その結果は検索ユーザーによって異なります。
サジェスト機能で表示される候補は、ニーズの高いキーワードの為、キーワード決定に利用すると良いでしょう。

関連キーワードを使う
Googleで索結果が表示されたページの下に、「他の人はこちらも検索」というタイトル下に、キーワードのセットが表示されます。これが関連キーワードです。
サジェストとはアルゴリズムが異なり、ユーザーの情報を含めず検索回数などを参考に表示されています。つまり、より広範囲のユーザーをターゲットしたい場合に有効です。

この様に、キーワード決定はサジェスト機能・関連キーワードを参考に、そのページに関連するキーワードのうちニーズの高いものを採用すると良いでしょう。
但し、ニーズの高いキーワードは、それだけ競合サイトも多いという事も理解しておきましょう。
決定したキーワードを混ぜたタイトル・ディスクリプションを決定
キーワードを決定したら、なるべく上記の文字数制限内でタイトル・ディスクリプションを決定して、それを設定します。
ここで注意する事は、キーワードを不自然に盛り込んだり、意図的に重複させたりすると逆にSEOスパムと判定されて評価が下がります。評価が下がると、検索順位は下の方になってしまいます。その他、タイトル・ディスクリプションの付け方でやってはいけない事を理解した上で、タイトル・ディスクリプションを決定してください。
特に重要なのは、そのページの内容との整合性があるタイトル・ディスクリプションを設定する事です。整合性の薄いタイトル・ディスクリプションは、やはり評価が下がり検索順位が下がる原因となります。
タイトルの付け方
キーワードを決定したら、そのキーワードを盛り込んだタイトルを決定します。この時に、SEOを無理に意識するので無くユーザーに対して訴求力(興味の惹く)のあるタイトル付けをする事が重要です。キーワード候補の2つ目、3つ目を入れて不自然な内容となってしまう場合や、長くなってしまう場合は無理に盛り込む事はせずに、それらのキーワードはディスクリプション側で使います。
タイトル+サイト名は必ずしも必要ではない
タイトルタグは必ず『ページタイトル+サイト名(会社名)』の形式にしなければならない」と思われがちですが、これは必須ではありません。
サイトの用途、コンテンツの種類にょって使い分けるのが正解です。サイト名(会社名)を付ける目的は、
- ブランドの認知度を高める
- 公式サイトであることの信頼性を高める
というメリットがあります。
また、商品名の様な指名検索が多いサイト・コンテンツの場合は、サイト名(会社名)を含める事で公式な情報という意図をクローラーやユーザー、AIに伝える事が出来ます。
タイトルとh1タグの内容は同じ方が良いか?
<h1>~<h6>タグはページに表示する際の見出しタグで、そのページのタイトルとして利用する事が多いです。6つの見出しタグは、文章の階層構造を示すものなのでSEO、LLMO共に重要なタグです。その為、ページの主題(メインテーマ)には<h1>タグを利用する事が多く、WordpressなどのCMSテンプレートを制作する際も、ページの主題として出力する様にしている場合が多いです。
では、<h1>タグとタイトルタグの内容は、一致している必要はあるか?というと、必ずしも一字一句一致している必要はありません。
但し、どちらの意味も同じ事をテーマにする事が大切です。主に次の事に注意してください。
- 使用するキーワードは一致させる
- 表現は変えても使用する単語・順序は一致させる
- 別の単語は使っても構わないが、主題の意味合いが乖離してしまう事を避ける
ディスクリプションの付け方
ディスクリプションは、検索結果のタイトル下に表示する為のページの説明で50~120文字以内で決定します。
多くの検索ユーザーは、タイトルを見てクリックしますが、3割のユーザーは興味の惹いたタイトルのディスクリプションも読んでからクリックすると言われています。
その為、ユーザーがその検索目的を適える為に興味の惹く内容とする事が大切です。
またタイトルで入りきれなかったキーワードは、ここで使用します。
タイトル・ディスクリプション設定でやってはいけないこと
Googleの検索結果の表示順位は、Googleが決定したアルゴリズムを元に表示順を決定しています。このアルゴリズムは公平性を期す為に公表されておらず、また定期的に変更されます。今まで検索20位以内に入っていたページが、突然順位後退するのはこの為です。
この順位決定には、アルゴリズムに基づいた評価基準があると言われており、Googleの目的に合致すると判断されたページ程上位に表示されます。
かつては、キーワードを不自然に連続使用したり、ダミーサイトからの被リンク(外部サイトからそのページへのリンク)を膨大な設置するなど、意図的に不自然な方法で上位表示させる手法が存在しましたが、現在その様な手法は検索エンジン側から見抜かれて、逆にSEOスパムとして扱われるので、順位を下げられたり排除されるなどのペナルティを受ける様になっています。
タイトル・ディスクリプションでNGなこと
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ページ内容と関係ないキーワードを入れる
内容不一致と判断されて評価が下がります。また、ユーザーが期待と違うと判断しすぐ離脱し離脱率が上がる為、やはり評価が落ちます。
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キーワードを不自然に繰り返す
キーワードの詰込みと判断されて、スパム判定を受けます。
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全ページで同じタイトル・ディスクリプションを使う
全てのページや複数ページで同じものを設定すると、ページ毎の内容が伝わらずユーザー・検索エンジンが区別できない事になるので、その効果は下がります。
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誇張したタイトルや釣りコピーを使う
「業界No.1」「完全無料」「必ず成功」など根拠のない表現は、ユーザーの不振を買い離脱率が落ちます。また、「知らないと損!」「これは便利!」だけで内容説明がないと内容理解の手がかりが減り、SEO、LLMO両方で評価が下がります。かならずしも、営業文句全般がNGという訳では無く、その営業文句が誇張表現だったり、内容が伝わらないものは無意味です。
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極端に短い・長い
短い場合は、情報不足で期待値が下がります。逆に長い場合は検索結果で文章途中で省略されてしまう。伝えたい内容が消えてしまう事になります。
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そもそも設定しない
タイトルを入れない場合は、ドメイン名で登録。ディスクリプションを入れない場合は、文頭から順番にテキスト抽出されるので、不自然・機械的な文章が表示されてしまいます。

一番大切なのは、ページの内容との整合性
一番大切なのは、そのページの内容に確実に記載されているタイトル・ディスクリプションを設定する事です。
そのページに記載されている内容とタイトル・ディスクリプションで設定するものが、かけ離れていたり・特定の事項のみだったりする場合はユーザーの期待に沿えない→離脱率の向上となります。また、検索エンジンの評価もあまり期待できません。
