新しいOutlook(Outlook for Windows)とは
これまでマイクロソフトが開発した電子メールクライアントソフト(電子メールを送受信する為のソフト)は、マイクロソフトのOS、Windowsに標準搭載されているWindows Mailアプリと、Microsoft Officeや Office 365に収録されているOutlookがあります。Windows Mailアプリは2024年末でサポートが終了すると発表され、その後継として新しいoutlook(Outlook for Windows)が標準の電子メールクライアントソフトとなります。
また、従来のOutlookも、この新しいOutlookに統合され一本化されるそうです。つまり「新しい」Outlookは、従来のOutlookと区別する為に2024年現在にそう呼んでいるだけで、今後はWindows標準のメールアプリ=Outlookと言う事になります。
尚、Microsoft Officeや Office 365のライセンスを購入していないと利用できなかったOutlookですが、Windows標準となるのでWindows OSのライセンスを購入していれば、誰でも利用できます。
新しいOutlookに切り替えるべきか (2024年6月現在)
新しいOutlookは、既にリリースされておりWindows11をアップデートすると自動的にインストールされていますが、未だ完全では無く不具合や足りない機能があります。少し前まではPOP3受信も出来ませんでした。(現在は出来る様になっています。)特に、従来のOutlookで使えていた機能が使えなくなっていたりと、未だ完全ではありません。また、リリースされたばかりなので、ネット上の情報も乏しく特に従来のOutlookを使っていた方には未だ不安要素が多い状態です。
Mailアプリを利用していた方
新しいOutlookは、どちらかと言うとMailアプリのUIに近いので、それほど違和感はありません。Windows Mailアプリは2024年末でサポートが終了するので、今のうちに切り替えても良いと思います。
従来のOutlookを利用していた方
UIが異なる部分が多く、違和感を感じるでしょう。また、使えなくなっている機能もあるので、無理に新しいOutlookに切り替える必要は無いと思います。新しいOutlookは未だ完全ではないので、今後のアップデートに期待して一旦は、従来のOutlookを利用するのが良いでしょう。